心から満足いくキャリアを築くためには、日々の業務遂行・自己研磨に加えて、意図的に取り組むべき要素がある。その一つが自己分析だ。どんな価値観を大切にしているのか、どんな仕事にやりがいを感じ、どんな環境でストレスを感じるのかを考えてみてほしい。それが、後悔のないキャリア選択の土台となる。過去の成功体験や失敗経験を振り返り、自分の強み・弱みを明確にすれば、向いている専門分野や働き方が見えてくるはずだ。

続けて行いたいのが、目標設定である。上記の分析結果に基づいて、「〇年後にはこの資格を取る」「〇年後には師長を目指す」といった形で目標を設定しよう。目標は、大きすぎず、小さすぎず、今の自分から少し背伸びをすれば届く程度のものが良い。程よい目標を作れば、日々の業務が「ただこなすもの」から「目標達成のためのステップ」へと意味合いが変わる。それは、成長を可視化することでもあり、結果、モチベーションの維持にもつながる。

そしてこの目標達成において欠かせないのが、振り返りである。目標を立てて終わりではなく、定期的に自分の行動や成果をチェックし、目標設定とのズレがないかを確認するのだ。うまくいかなかった原因を分析し、次の行動に活かすPDCAサイクルを回すことで、着実に成長できる。自己分析、目標設定、そして振り返り。この3つの要素の継続的な実践こそが、看護師としての確かなキャリアを築く肝といっても過言ではない。