看護師の仕事は、社会貢献性が高くやりがいがある一方で、離職率が高いという側面も持っている。それだけ、心身的なストレスが大きいのだ。この仕事を長く続けるためには、単に我慢して頑張るのではなく、戦略的に自分を守りつつ、キャリアを築いていかなければならない。

最も重要なのが、環境選びだ。人間関係が良好で、有給休暇が取りやすく、残業が少ないなど、自分の価値観に合った職場を見つけることが大事だ。給与や知名度でなく、職場の風土や教育体制が自分に合っているかを重視し、無理なく働ける環境選びをすることが、長期的かつ安定した働き方の基盤となる。

次に、体調管理も優先すべきだ。看護師は職業柄、不規則な夜勤や残業が多くなりがちだ。休みの日はしっかり身体を休め、質の良い睡眠を取る必要がある。また、腰痛や肩こりなどの職業病予防のために、日々のストレッチや適度な運動を習慣にするなど、身体を労わる意識を持とう。また、体調管理は、院内における感染予防のための免疫力を高めるという意味でも重要であり、医療従事者としての責務でもある。

そして、心を守るためのセルフケアも欠かせない。特に看護師は、生命の危機に遭遇する現場もあり、そこではショッキングな出来事も珍しくない。メンタルへの打撃は大きく、蓄積した感情やストレスをこまめに解消しなければならない。趣味やリフレッシュの時間を持つことはもちろんだが、仲の良い同僚や家族など、信頼できる人に悩みを相談して、抱え込まないことも重要だ。ストレスは放置すると、雪だるま式に肥大化していくため、日頃から心の声に耳を傾け、限界が来る前に休息を取るようにしよう。